儀本先生による最近の歯科治療ニュース

2020.09.29更新

歯周病と心臓病、脳梗塞などについて

今回は歯周病がどのように全身に影響するかについて簡単にお話ししていきます。

お口の中の歯周病菌が出す毒素によって歯肉が炎症を起こすと、サイトカインという炎症物質がつくれれます。このサイトカインが血管の中に入り込み、 血流に乗って、全身にまわり、あちこちの血管内で炎症を起こします。この血管内の炎症が続くと、血管の壁が厚く硬くなり、血管が詰まりやすくなったり、破れやすくなったりします。これを動脈硬化と言います。

動脈硬化がおこると、『高血圧症』になりやすくなります。
サイトカインが脳の血管に流れこめば『脳梗塞』に、心臓の周りの動脈に流れこめば『心筋梗塞』になります。
歯周病菌などの口腔内細菌が血管内に入り込み、心臓の弁にくっつくと、『感染性心内膜炎』になります。

また、新型コロナウイルス感染症の重症化の原因の1つと言われているサイトカインストーム(免疫暴走)も、このサイトカインが関係しています。

このような病気のリスクを下げるためには、日頃の歯磨きや歯周病治療が不可欠です。

 

 

投稿者: 矢切ファミリー歯科

2020.09.08更新

こんにちは 院長の儀本です。
今回は、歯周病が全身に与える影響について、お話しします。
歯周病は細菌が引き起こす歯茎の病気ですが、その細菌の数は1mgのプラーク(歯垢)の中に
10億以上いると言われています。
この細菌がお口の中だけでなく、血管、気管などを経由して全身に影響を及ぼします。
歯周病が関連していると言われる病気は
1.糖尿病
2.心臓病
3.高血圧症
4.肺炎
6.脳梗塞
7.アルツハイマー型認知症
などです。
歯周病との具体的な関連は次回以降のお話ししますが、これらの病気を予防するためにも、
歯周病治療、歯周病予防をお勧めします。

投稿者: 矢切ファミリー歯科

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